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広島交響楽団
首席オーボエ奏者
Yukiko Itadani
プロフィール
14才よりオーボエを始め、岡山県就実高等学校へ入学。オーボエを有道惇氏に師事。高校在学中の吹奏楽コンクールでは、村松勲先生の指導のもと初出場から3年連続で全国大会に出場を果たし、2年連続で金賞受賞。就実高校吹奏楽部の黄金時代のはじまりに大きく貢献した。特に2年生の時に演奏した、マスネ作曲バレー音楽「ル・シッド」のコールアングレのソロは、数々の吹奏楽関係の雑誌で絶賛された。作陽音楽大学に入学し、故岩崎勇、河野剛各氏に師事。在学中、ヘルムート・ヴィンシャーマン、オットー・ヴィンター氏からも指導を受ける。作陽音楽大学卒業後、同大学非常勤講師に就任。1989年に実弟の中川重則(現、岡山学芸館高校吹奏楽部顧問)と共に、トランペット&オーボエのジョイント・コンサートを開催。卒業から2年後、大学の先輩でオスナブリュック交響楽団に入団していた菅付章宏(現くらしき作陽音楽大学音楽学部准教授)の後を追い、ドイツ国立ハンブルグ音楽演劇大学へ留学。ライナー・ヘルヴィッヒ氏のもとで研鑽を積んだ。1991年より広島交響楽団に在籍。住友生命チャリティーコンサートにて、モーツァルト:オーボエ協奏曲、1993年広響第140回定期演奏会にて、マルティヌー:オーボエ協奏曲の、日本初演のソリストを務めた。1997年広響第174回定期演奏会にて、リヒャルト・シュトラウス:オーボエ協奏曲のソリストを、2007年の秋山和慶のディスカバリー・モーツァルト&ハイドンシリーズでは、ハイドン:協奏交響曲のソリストを務めた。ハイドンの協奏交響曲は、2009年のアフィニス夏の音楽祭でも採り上げられ、再びソリストとして出演した。2011年広響第17回福山定期演奏会で、アーノルド:オーボエ協奏曲を演奏し、好評を博した。(日本初演)
2013年「平和の夕べコンサート」では、トランペットのフランシスコ・フローレス氏と共にコープランド作曲「静かな都市」のソリストを務めた。2014年毎日新聞社・NHK主催「日本音楽コンクール」オーボエ部門審査員。ENSEMBLE LES PÊCHES メンバー。2002年からエリザベト音楽大学で、後進の育成にあたっている。
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