特別な演奏会
18日は、指揮の秋山和慶先生の、広響音楽監督としての最後の定期演奏会でした。
演目リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」第6節は、「英雄の引退と仕事の完結」。いつもながらの構築のスケールの大きさ、美しいフレーズ、ハーモニーは、やはりさすが先生で…本番中、一音一音過ぎるごとに、静かに18年間への感謝と愛おしさで、胸がいっぱいになりました。あの、美しい感動的なフレーズのソロを、特別な演奏会で私が吹くことができたことも幸せでした。
忘れません。
秋山先生が広響に就任されたとき、私は大きなお腹でした。その時お腹にいた息子は、現在18歳。
私の音楽家としての人生の、半分以上の歳月なんだなぁ。
たくさんの思い出があります。囲む会では、色々お話しました。
嬉しいことも、言っていただきました。実現しますように。
今回のセカンドオーボエは、過去のブログで予告した通り、都響の大植圭太郎さんが再びエキストラに来てくださっていました。
音楽的に、どんなニュアンス、タイミング、音量でも、瞬時に一番私がやりやすいところにつけてくださり、あるときはリードしてくださり、一緒に吹いている時間が本当に楽しかった!ありがとうございました。
この演奏会を最後に、3人のメンバーが辞めていきました。
長く一緒に演奏したので、まだ実感がわきません。今までありがとうございました。これからもお元気で…
写真は
秋山先生と。
イングリッシュ・ホルン3本吹き比べ。大植さんと、柴さんと。
退職される下田さんと、オーボエパート