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パリ マリゴ本社技術者 マテューさん  野中貿易さん

パリのマリゴ社の技術者マテュー・スコイさんが来日されて楽器の調整会、そして野中貿易さんが扱っている全てのタイプのマリゴが勢揃いしての試奏会が東区民センターで開かれ、私もアドヴァイザーとして参加させていただきました。

私は今まで何度も楽器を買い替えましたが、14歳で初めてオーボエを吹いた時からずーーーっとマリゴを使っています。音色が気に入っていることと 深みのある表現が出来ることが、ほかのメーカーに浮気できない理由です。

この度の会では、マリゴーの中でもいろいろと特色のちがう楽器を吹き比べてみることが出来て、また新鮮な感動がありました。

案の定というか、やっぱり新しい楽器が欲しくなってしまいましたが・・ハァ・・

いくつもの新しい出会いや再会も嬉しかったです。 むか~し高吹連の合宿で出会って、ものすごく上手だったので音大進学を勧めたTくん。ホントに久しぶりに会いました。 長く教えていた元弟子の妹さんと叔母さま。親戚に3人もオーボエ吹きがいるなんて、すごい! 以前東京のプロオケの事務局で仕事をされていて、今は広島在住のTさんは、私のR.Straußを聴いてくれたことがあって、その時の想いを伝えてくださいました。冥利につきます。 それから孫弟子にあたる女性が声をかけたくださり、握手しました。オーボエが楽しい!と おっしゃっていました。きっとYさんは いいレッスンをしているのでしょう(*^_^*)ヨシッ! 現在教えている学生達も来て、みんなで マリゴを吹きまくりました。それはそれは、すごい賑やかさでした。f^_^;)

そして、マテューさん。

写真からも伝わると思いますが とても穏やかにお話しなさる方で、楽器に対する愛情や技術者としての強い自信を体温のようにまとっていらっしゃいました。彼は、長い調整会の間中 一度も椅子から立たず座ったままだったんですよ! 「楽器をさわっていれば、何時間でも全く苦じゃない」のだそうです。なにか特別なことをしているようには見えないのに、キーをはずして組み立てなおした後では全然鳴り方が変わっているという魔法のような調整にも驚きました。ほんとに不思議。

今回、楽器を作っている人に直にお会いすることが出来て、マリゴが一層身近に感じられるようになりました。

このような素敵な会を広島で開催してくださったアクタスさん、ありがとうございました!!

調整会終了後には、お好み焼きを食べながらフランスのオーボエの話や、マリゴ社の話など、興味深いお話もたくさん聞けました。 たとえば・・フランスでは小さな手でも吹けるオーボエがあり、子供達は最初それを使って吹き始める。ヨーロッパでは近年、管楽器でも早期教育が結構あたりまえになってきているなんていう話とか。そういえばセリーヌモワネさんも8歳か9歳から吹いてるって言ってたなぁ。。。

8、9歳といえば小学校低学年。日本人は小さいから、キーを押さえられるようになるにはもうちょっと成長しないと難しいかもしれないけれど、でもこれからは日本でも「管楽器でも早期教育があたりまえ」になっていくのかもしれません。勿論ご縁があれば、是非私もそういうときから教えてみたいものです。

最後の写真は、夜の広島城。

初めての広島で、一日中オーボエの調整をして翌朝には次の地へ向かうというハードスケジュールをこなしているマテューさん達に、ちょこっとでも広島をご案内しようということで、レペッシュの順ちゃんと一緒に広島城、平和公園、原爆ドームにお連れしました。とても喜んでくれていたようでした。よかった、トレビヤーン。

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